海南島訪問記

2003年12月の始めに海南島を訪問しました。9月よりビザなし入国ができるようになり、便利になりました。
海南島は1983年に広東省から分離してできた中国で一番新しい省です。
昔は流刑地で、筆禍にあった文人たちもここへ流されました。少し前までは、農業と漁業が中心の貧しい省でしたが、今や東洋のハワイと称され中国最大のリゾート地となりました。最南端の三亜近辺はリゾートホテルやマンションが林立しており、すごい勢いでリゾート開発が進んでいます。

三亜大東海

ホテルの窓から見た大東海リゾート
ハワイの風景と似ています

12月初めで気温は22〜26℃で、夏でも風があるためそれほど暑く感じないそうです。

林立するリゾートマンション
     

更に多くのリゾートマンションが建築中です

これは売り出し中
     
完成モデルの模型
     
これは最小のモデルルーム(80u)約300万円

回教徒用のリゾートマンション(ドームが特徴)
     

近くには温泉も出ます。

こうしたリゾートマンションの購入者は大半が中国東北部の人で、退職後を暖かい南の地方で暮らしたいと考える政府幹部や企業の経営者です。

市の観光産業発展局の幹部は、将来海南島を「中国本土の13億人」を対象とした一大総合観光・保健特区にしたいと考えているようです。このため、温泉療法や最新MRIなど日本から医療技術や施設などの管理サービスの導入を願っています。また、このような投資には補助を出す用意があるようです。

到着日の前日の12月6日にはミスワールドの決戦大会が
開かれ、アイルランドの女性が栄冠に輝きました。
残念ながら入れ違いで美女たちを
見ることはできませんでした。
                 右がその会場(三亜市内)

三亜市の東25Kmに亜龍湾という非常に水の綺麗なリゾート地があり、ここはシェラトンホテルやホリデーインなど外資系ホテルが軒を連ねています。
シェラトンホテルのプライベートビーチ
風が強かった。

市の中心から海浜道路を西へ25Km行くと「天涯」という名所があります。係争中の南沙諸島を除けば中国の最南端。
中国は大旅行ブームで、リゾートウェアを着た団体客で大にぎわいです。このパジャマのようなリゾートウェアは一種のステータスシンボルです。 日本の高度成長期の旅行ブームが思い出されます。

日本と違って、このような名所は公園になっていて入場料が要ります。(50元=700円)
以前は外国人料金がありましたが、今は撤廃されました。(私は中国人用の入場券で入っていました。黙っていると、怪しまれません。かえって高くつくようになりました)
 
観光客は殆ど大型バスで移動しますので、現地の市民とはふれあいがありませんが、私は自転車でゆっくり回ります。途中、花を撮ったり、市場をのぞいて買い物したり、たくさんの人々と懐かしい光景に会いました。人々は純朴で、ニーハオと挨拶すると手を振ってくれます。
             自転車でえっちらおっちらと。
しかし、おなかが出ているのが目立ちますね・・・・

休憩で椰子の実を1個(5元=65円)
 
海南島は3毛作(というか、季節がない)。今が苗代づくりの季節です。
     
現地の人の交通手段(高速道路もありますが)
 
養魚池(網で魚を捕っています)
     
地元の建設業や観光業など一部(その大半は漢族)は潤っているようですが、原住民族である苗族や黎族の人は農業や土産物売りで生計を立てているようです。
    広大なスイカ畑
農業や観光業以外の産業として軍があります。
一応最南端の辺境(?)で、しかも国境係争地です。
     
お陰で高速光ファイバーがこの地域でも完備されています。(これは軍用ですが、中国電信のもあります)


でも平和です。
軍の食堂のお兄さんが、観光地で客引きをやっていました。(泊まっていたホテルの料理の5分の1です。しかも送迎無料。これが社会主義市場経済?)
路上では昼からカード博打をしている人を見かけましたし、また、乞食もいました。仕事がないのか、仕事をしなくても食べて行ける天国なのか、各種の補助のため働く意欲が少なくなってのか・・・・その辺の事情はよくわかりません
観光地なので一応犯罪(置引きやひったくり)もあるとのこと。

    (カードゲーム。ローカルマーケットで)
 
亜龍湾へ行く途中の農村。40年前の日本の農村がここにありました。


うん?この落とし物は?

             落とし主です
 

田圃の向こうは集落

(上)これから野良へ
(下)椰子農場。風が強いのがわかります。

北京ダックのお通りだ!
三亜市内。中国南部の典型的な町の様子です。 市内の目抜き通り、解放路。昔自転車、今バイク

バス通り裏。広州市内を思わせるヨーロッパ風の街路樹。
人々はこの下で仕事をしたり、麻雀に興じたり・・・・
               
麻雀をするご婦人たち

             
              もやしの掃除

職業柄、ついマーケットに足を運んでしまいます。何を食べているかで、その町の半分がわかります。
豊富な魚や野菜
     ダックも生きたまま
     (わたしたちどうなるのかしら・・・)
中国本場の豆腐
このダック1羽が20元(=270円)、魚の大きいので5元(=65円)、野菜なら1kgで2元(=27円)程度で、年間200万円もあれば、殿様暮らしができます。メイドさんも月3万円程度で雇えますので、日本の年金制度が破綻してもここなら充分に老後を暮らして行けます。ありがたいことに、対日感情も悪くなく、マンダリン(北京語)が通じます。もちろん筆談もOK。
  
たくさん運動した(自転車で往復100km)したので今夜はご馳走を・・・・
前菜:干し魚の甘酢煮(マリネ)
    この他に、青豆のさや炒め。
一人で4品も食べると・・・・もう苦しいくらいおなかが一杯になります。

これじゃ痩せられませんね。
メインディッシュは鮑と銀杏の甘煮鍋(左)
スープは烏骨鶏。

(下)白海老とクコの実の四川風炒め。奥にあるのがクレープ。これで包んで食べます。
右上の皿に食用蘭(紫色)の花がありますが、これが0.5元(=7円)。台湾の業者が日本の技術を使い海南島で栽培しています。海南省では農業発展にも力を入れており、付加価値の高い花卉栽培を奨励しています。

2004年3月に海南島を再訪しました。その時の視察記はここにあります。
海南島視察記

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